前回の日記で第二種電気工事士の勉強についてまとめさせていただきました。
今回は筆記編です。前回にも触れた「中古の参考書」と「アプリ」での勉強ですが、本当にこれでいいの?という根拠と、それを使った勉強法をお伝えいたします。
今回の根拠について
「中古の参考書」「アプリ」と聞いて不安に思う方もいるかと思います。これらを使って勉強してもよい根拠が3つあります。
- 電気の本質は大きく変わらないから
- 優れた教材、無料の教材が増えてきたから
- 合格点を取れれば勉強方法は問わないから
実績について
根拠を紹介する前に、実績を紹介します。
私:2018年の中古の参考書をもとに、2021年春季に筆記試験を受け合格
弟:2008年の中古の参考書をもとに、2021年春季に筆記試験を受け合格
証拠の写真をどうぞw
10年以上前の参考書でも勉強して合格できるんですね、たまげたなぁ…w
補足ですが、私たち兄弟は分野は違いますが理系で、弟は電気関係の仕事をしています。そのため全く0からのスタート、というわけではありません。勉強の教材、勉強方法は御自身の理解度とご相談ください。
次からは、なんで中古の参考書でもいいのか、その説明をいたします。
電気の本質は大きく変わらないから
電気の法則は大きく変わりません。
たとえば、オームの法則など、電気関係に関する問題はそもそも変わることがありません。法則が変わってしまったらすべての前提が変わってしまい、とても電気なんて不安定で使うことが出来ないですよね😅
そのため一度覚えてしまえば、一生使えます。
電気関係の資格では電気についてのよく出ます。内容が重複することもあり、それを覚えておくだけで他の資格試験の勉強に役立てます。勉強する時間を減らせるってすごく良いですよね♪
と言いつつ、学生の時に勉強したはずなのに全然覚えていないし、資格を取った後は勉強したことを忘れるのはあるあるですが😅
また、図面のルールについても極端な変更な無いかと思います。時代により新しい機器、記号が増えることはありますが、こちらも本質が大きく変わることはないでしょう。
逆に、変わることが予想されるのは法律、法規です。
法律、法規に関しては最新の情報がよいですが、それでもすべてが一新するとは考えにくいです。資格を取る事だけを考えると、合格点をとれればいいのでは?という考え方も出来るかと思います。(※それが良いか悪いかの判断は皆様におまかせします)
また、最新の過去問を解いているうちに変更点を学ぶことができます。過去問の違いから、変更点を探して勉強するのも一つの方法でしょう。
優れた教材、無料の教材が増えてきたから
前回過去問のリンクを貼らせていただきましたが、解説付きの過去問が無料でアクセスできるようになりました。youtubeなどでも二種電工の解説動画がたくさんあります。
また前回紹介するアプリですが、有料ですが勉強するのに遜色ない内容になっております。
昔と違い、今は優れた教材、無料の教材にアクセスすることができます。そのため自分に合った勉強法の選択肢が増えました。ご自身にあった勉強法を試してみてください😊
合格点を取れれば勉強方法は問わないから
身も蓋も無いですが、合格出来れば勉強方法は問わない、という考えです。
中古の参考書でもアプリでも、勉強した上で過去問を解きます。それが合格点以上であればそれでOK、という考えもアリだと個人的には思います。
最新の参考書で勉強しても、過去問で点数が取れれば「理解している」という意味では一緒です。それなら少ない持ち出しで勉強をしてもOKしたいですよね。
逆に、過去問を解いても合格点に届かなかった場合はきちんと最新の参考書を購入することをオススメします。こちらは自分の理解度、実力に合わせて検討してみてください。
* * *
以上、中古の参考書とアプリで勉強してもOK、という根拠を紹介させていただきました。次にそれぞれの勉強のメリット、デメリットをお伝えします。
メリット、デメリットの紹介
中古の参考書のメリット、デメリット
メリットですが、まずは安く済ませることができることにつきますね!
この後、実技では工具、部材の準備は必須です。受験料もかかるため、少しでも安く済ませたいのであれば中古で買って費用を抑えるという選択もありかと思います。
デメリットは、最新の情報を学ぶことが出来ない、という点です。
先にも書いた、法規など法律が変更になった場合は問題が変わる場合があります。先にも書きましたが、合格点が取れるのであれば最新にこだわら
また、中古の参考書ではwebのサービスが受けれない場合もございます。参考書にはwebから過去問がダウンロードできるサービスを提供しているものもあります。中古の場合は、ダウンロード期限が過ぎて利用できない場合があります。
ですが、現在は過去問が解説付きで手に入るため、そこまで重要ではないかと個人的には思います。
アプリのメリット、デメリット
次に、アプリでの使用方法のメリット、デメリットをお伝えします。
メリットはスマホがあればどこでも勉強できることですね!
通勤、通学中のスキマ時間を利用して勉強することが出来ます。移動時間を勉強に充てれるのは効率がいいですよね♪
そして紙の参考書を持ち歩かなくてよい、というメリットがあります。参考書ってデカくて重いんですよね、カバンに入れるとその重みが体にずしっと響いてきます。重い本って持つだけでやる気がそがれますね😅
私は最近電子書籍を利用するようにしています。アプリや電子書籍だとかさばらず、どこでも勉強できるのでオススメです!
また、進捗、点数が見える化出来ることもメリットです。
勉強方法の一つにゲームフィケーションというものがあります。
ゲームにおける進捗や点数、報酬などの仕組みを勉強、業務に活かして、ゲーム感覚で夢中になる仕組み作りをする、といったものです。
まさにスマホのアプリでは、進捗や問題の合否、各カテゴリでどれくらい理解しているか?等、わかる形になっております。こういう仕組みを利用して勉強に活かすのも良いかと思います。
逆にデメリットは、スマホからの誘惑が多いことですね。
スマホで勉強していても、LINEなどの通知が来てしまうとついそっちに気を取られてしまいますよね😅つい他のゲームを開いてしまったり…と誘惑が多いのが正直なところかと思います。
スマホの通知を切る、集中アプリを使うなど、スマホをコントロールし勉強中は集中できる時間を作る事がオススメです。
通知の切り方、オススメ集中アプリも紹介いたします。
◆iphoneの集中モード
◆集中アプリ
続いて、勉強にオススメのアプリを紹介します。
二種電工勉強アプリの紹介
二種電工アプリで求められることは2点です。
- 問題の解説がある
- 筆記試験の開路図が見れる
問題の解説は必須です。問題に間違えた時、解説が無いと覚えることが出来ないですよね。
また、筆記試験の回路図が見れることも重要です。
第二種電気工事士の筆記試験は、後半は一つの大きい回路図を元に出題されます。この回路図が見れないアプリも結構多くあります。
以上の特徴を踏まえ、どのアプリが使えるか探してみました。6つほど試してみて、このアプリがオススメです。
〇アプリ:全問解説付 第2種電気工事士 筆記 一問一答問題集(一部有料)
〇アプリの紹介 (引用はアプリ内画面より)
アプリは、各項目ごとに分かれています。前回の回答が◎~-で表示されています。
大きな段落でも分かれているので、自分の進捗がわかりますね。
問題は、下部のイ~ニから選択する形です。きちんと部材の写真も載っていますし、そのあとの解説も載っております。
回路図を元にした問題の場合、回路図の必要部分の抜粋が載っています。
図面が載っていないアプリもあるので、このように載っているととても助かります。アプリによっては更新されてない、まともに動かない物などもあります。
このアプリ一択で間違いないと思います。ほかのアプリも最初は無料で試せるものもあるので、ストアで検索し試してみるのもアリです😊
筆記試験のロードマップ
筆記試験のロードマップです。勉強法と大体必要な期間をまとめてみました。
◆筆記
- 中古の参考書、アプリを使って出題範囲を勉強 期間:1カ月弱
- 勉強したうえで過去問を勉強→合格点を取れるようであれば継続、取れない時に最新の参考書を購入
終わりに
今回は筆記試験についてまとめさせていただきました。
実は、22年春季の筆記試験は2022年5月29日なんですよねw どう考えても遅いという😭😭😭もう少し早く出していれば良かったですね。
最後の一週間は、過去問をひたすら解く、わからない問題のつぶしこみが有力だと思います。今回紹介した勉強法もよければお役立てください。
次回は実技について解説したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
前回の二種電工の勉強法まとめの記事も併せてごらんください😊無事合格できるよう応援しております!
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